アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎
アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎
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アレルギー性鼻炎は、体に入った異物(アレルゲン)に対して、体がそれを排除しようと過剰な反応を起こし、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどが続く病気です。
アレルゲンには花粉、ほこり、ダニ、動物の毛などさまざまなものがあり、花粉症もアレルギー性鼻炎の一つと言えます。
異物(アレルゲン)が体内に入ったときに、それを排除しようとする生体の防衛反応がアレルギー反応です。
たびたびアレルゲンが入ると、抗体が体の中で作られ、再びアレルゲンが入ったときに抗体がそれを攻撃し、アレルギー反応となってくしゃみや鼻水などのさまざまな症状が出ます。
検査では内視鏡で鼻粘膜や内部の状態を調べた後に、採血して血中の抗体の種類を見たり、さまざまな抗原に対する反応を調べたりします。
治療は抗アレルギー剤などを用いて発作を抑えたり、ステロイド薬や抗ヒスタミン薬を用いて症状を抑えます。
当院では小さなお子様にはイムノキャップと言って、指先に針を刺してその血液を採取し、簡易的に検査ができます。採血の必要はありません。結果まで約20分ほどかかりますが当日に結果が判明致します。
通常のアレルギー検査も行っています。料金は5140円(3割負担)です。
当院ではアレルギー採血を行った上で舌下免疫療法(商品名:シダキュア、ミティキュア)を行っています。3割負担の方で初回1970円、2回目以降は690円です。ご希望の方はご相談ください。
当院ではスギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎に対して、舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)を行っております。
アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を少量から体内に取り入れることで、体をアレルゲンに慣らし、症状を根本から改善することを目指す治療法です。
アレルギーの原因物質(スギ花粉・ダニ)を、毎日少量ずつ舌の下に投与することで、体を徐々に慣らしていく治療法です。
従来の内服薬や点鼻薬のように症状を一時的に抑える治療とは異なり、アレルギー体質の改善が期待できる唯一の治療法とされています。
妊娠中・授乳中の方、重い喘息や免疫疾患のある方は医師にご相談ください。
効果を得るためには、最低でも3年以上の継続治療が推奨されています。
継続することで、シーズン中の症状軽減や薬の使用量減少などが期待できます。
主な副作用は、口の中のかゆみ、腫れ、喉の違和感などです。
多くは軽症で自然に治まりますが、まれに重いアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こることがあります。
異常を感じた場合は、すぐに服用を中止し、当院へご連絡ください。
| 初回診察・検査 | 約3000円〜5000円 |
|---|---|
| 舌下薬(月1回の処方) | 約1000円 |
診察料は別途になります。
3割負担の場合の目安です。薬剤・検査内容により異なります。
その他、手術や注射での治療を行うこともあります。
毎年の花粉症で、
「薬を飲んでも全く楽にならない」
「生活に支障が出るほどの症状が続く」
とお悩みの方はいらっしゃいませんか?
そうした重症の花粉症に対して効果が期待されるのが、「ゾレア(一般名:オマリズマブ)」という注射による治療法です。
ゾレアはもともと気管支喘息の治療薬として使用されてきた抗体医薬品で、現在はスギ花粉症を中心とした重症アレルギー性鼻炎にも保険適用されています。
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといったつらい症状の改善が見込め、日常生活の質(QOL)を大きく向上させる治療法です。
ゾレアは、以下のような方が対象となる治療法です。
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ゾレアの適応には、12歳以上で、かつ血液検査の数値(血清中総IgE濃度)と体重に基づいた一定の条件があります。当院では適応を満たすかどうか、丁寧に検査・評価を行います。
ゾレアは、従来の飲み薬や点鼻薬で改善が見られなかった重症の花粉症症状を、大幅に軽減する効果が期待できます。
特に以下のような効果が報告されています。
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治療の効果は、注射開始後1週間~2週間ほどで現れることが多く、花粉飛散シーズン中のつらい時期を快適に乗り越えられる可能性が高まります。
ゾレアは「抗IgE抗体製剤」と呼ばれる生物学的製剤です。
花粉症の原因物質であるスギ花粉が体内に入ると、IgE抗体という物質が肥満細胞と呼ばれる細胞に結合し、そこからヒスタミンなどの炎症物質が放出されることで、くしゃみや鼻水といった症状が引き起こされます。
ゾレアは、このIgE抗体と結びついてその働きをブロックすることで、花粉によるアレルギー反応の発生を根本から抑えます。
いわば、「アレルギーの引き金」を抑える治療法であり、従来の対症療法(抗ヒスタミン薬など)とは異なるメカニズムによって高い効果が期待できるものです。
当院では、以下のような流れでゾレア治療を行っています。
ゾレアの治療は、花粉シーズン前からの早めの導入がより効果的とされています。ご希望の方はお早めにご相談ください。
注射時の痛みは比較的軽度で、一般的な皮下注射と大きな違いはありません。
主な副作用としては、注射部位の腫れやかゆみ、頭痛、倦怠感、めまいなどがあります。
まれに重篤な副作用としてアナフィラキシー反応(重いアレルギー反応)が起こる可能性があるため、初回投与時には院内でしっかり経過を観察します。
妊娠中・授乳中の方、他のアレルギー疾患の治療を受けている方は、あらかじめ医師にご相談ください。
なお保険適応はスギ花粉症のみの為、注射できる期間は1月~5月までとなります。
当院では重症花粉症でお悩みの方が春を快適に過ごせるよう、ゾレア治療を含めた多角的なアレルギー治療をご提案しています。
ご自身が対象になるかどうか、治療費等、お気軽にご相談ください。早めの対応が、つらい季節を乗り越える鍵になります。
鼻の左右を仕切る鼻中隔が大きく曲がっている状態で、
などの症状がみられます。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎があるとさらに症状が強まります。
鼻中隔は軟骨と骨でできており、発育の違いによって弯曲が生じます。多くの人に多少の弯曲はありますが、症状が強い場合や内服点鼻加療で改善がない場合は手術適応になります。
鼻中隔矯正術では、曲がった部分の軟骨や骨を整えてまっすぐにします。
全身麻酔で行うのが一般的で約4日間程度の入院が必要ですが、日帰り手術も可能です。
手術をご検討の方はお気軽にご相談ください。
副鼻腔炎(蓄膿症)は、膿が鼻の奥の副鼻腔という空洞に慢性的に溜まってしまっている状態のことを言います。
蓄膿症は多くの場合、風邪とともに発症します。
風邪に感染して身体の機能が弱まっているときに、細菌やウイルスが副鼻腔にも広がっていき、膿がたまります。また、通常溜まらないところに鼻水が溜まるので、鼻炎持ちの人は蓄膿症になりやすいと言われています。

風邪を引いた後になることが多く、アレルギー性鼻炎の方もなりやすい病気です。
ごく稀に、副鼻腔炎の炎症が目や脳におよび、視力の低下や意識障害の原因になることもあるため注意が必要です。
副鼻腔炎が長引き、慢性化したものを慢性副鼻腔炎(蓄膿症)といいます。鼻水をはじめとした膿が鼻の中に残っていると、慢性症状が出やすくなります。
蓄膿症にかかると、鼻が詰まり息がしづらくなったり、蓄膿のにおいが鼻に回ることで嫌なにおいを感じたり、頭痛や目の痛みや頬部痛、上の歯の痛み、後鼻漏が起こったりします。
当院ではメディカルスキャニングと提携し、CTで精査を行い、内服加療を3カ月程度行います。改善ない場合は手術を勧めています。また「以前から副鼻腔炎を繰り返している」、「過去に内服加療を3カ月行ったけど、副鼻腔炎が治らない」などは手術の適応になります。
ご希望の方はご相談ください。
好酸球性副鼻腔炎(ECRS)は、鼻の中に多数の鼻茸(ポリープ)ができ、粘り気の強い鼻水や鼻づまり、匂いがわからなくなる嗅覚障害などの症状をきたす難治性の慢性副鼻腔炎です。これは従来の細菌感染による副鼻腔炎とは異なり、白血球の一部である「好酸球」という特定の免疫細胞が過剰に反応することで起こるタイプの炎症で、2015年に国の指定難病に登録されました。
原因は不明ですが、アレルギー体質や気管支喘息、解熱鎮痛剤(NSAIDs)不耐性、アスピリン喘息との関連が高いとされ、成人になって発症する傾向にあります。抗生物質は効果がなく、ステロイド治療(内服薬、点鼻薬)や内視鏡手術が治療の中心となりますが、最近ではステロイドの長期使用による副作用が問題になることが多く、内視鏡手術をおこなうことが多くなっています。手術後も再発しやすく、術後6年間で約半数が再発すると言われているため、術後も定期的な受診や内服加療、鼻洗浄等によるコントロールが重要です。近年では、タンパク質の一種であるIL-4/IL-13やIL-5を標的とする生物学的製剤(デュピルマブ、メポリズマブ、デゼペルマブ)が保険適用となり、術後の再発抑制や鼻茸縮小に有効とされています。
当院は指定難病病院であり、好酸球性副鼻腔炎に対する治療を積極的におこなっています。他院にて好酸球性副鼻腔炎で手術したが鼻閉や嗅覚障害を繰り返す方、なかなか治らない鼻水や鼻づまり、嗅覚障害といった症状が続く場合は一度受診をお勧めします。当院は難病指定医療機関であり難病申請も可能です。
手術をご検討の方はお気軽にご相談ください。

小児副鼻腔炎とは、お子さまがかかる副鼻腔炎のことをいいます。
鼻が通らなくなり、口呼吸になってしまうことがあります。これにより、睡眠時にいびきをかいたり眠りが浅くなったりして、記憶力や注意力の低下が起こることがあります。
お子さまがよく鼻いじりをしている、息が生臭いなと感じたらご注意ください、
副鼻腔炎は、中耳炎と同じように風邪などの合併症として起こることが多いです。
また、鼻の奥深くまで膿がある場合、機械による鼻水の吸い出し、ネブライザー治療、内服薬などの治療を組み合わせます。
これらの方法で症状が良くならない場合は、外科手術(16歳以上)を行う場合もあります。
手術をご検討の方はお気軽にご相談ください。